きそむらのあるくやくしさま
木祖村の歩く薬師様
国内
物品・機械
- どんな話か
- 薬師堂の火事でニゴ一つだけが焼け残り、中の御神体が自ら歩いたのだと語られた。
- 細部
- 木祖村の薬師堂が火事で焼け落ちたとき、炎は近くの草原にまで及んだ。ところが一つのニゴだけがまったく燃えずに残っていたという。不審に思って中を検めると、薬師様の御神体が納まっていた。人々は、御神体が自分の足で火の手を逃れてそこまで移ったのだと語り合った。焼け残りという偶然を仏像の意志として読み解く話で、堂が失われても信仰の対象が守られたことを裏づける由来となっている。
- 広まり方
- 1990年刊『長野県史 民俗編 中信地方 ことばと伝承』の口頭伝承編、薬師の伝説の項による。
- 地域
- 長野県木祖村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ