やこうのたま
夜光の玉
国内
物品・機械
- どんな話か
- 有明山の芯には光る玉が納まっており、そのおかげで麓の里は真の闇にならないという。
- 細部
- 山の内部に光を放つ玉があると信じられ、麓の集落はどれほど夜が更けても、鼻をつままれても気づかぬほどの暗さにはならないと語られた。山そのものを灯りの源とみなす発想で、里の安心を山が担っているという心情が下敷きにある。目に見えない玉を持ち出して夜の明るさを説明する形は、宝珠や竜宮の玉の観念に連なるものと考えられる。信仰の山である有明山の性格が、こうした言い伝えを支えている。
- 広まり方
- 1915年の『郷土研究』に載った平瀬麥雨の報告、信州松本よりに記されている。
- 地域
- 長野県安曇野市
- 年代
- 大正時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ