じごくのあな
地獄の穴
Well to Hell
国外
流言・風説
- どんな話か
- ソ連の科学者がシベリアで地下14.4kmまで掘削したところ「地獄の部屋」に到達し、苦しむ者の悲鳴が録音されたという都市伝説。実在するコラ半島超深度掘削孔を題材にした完全な創作と確認されている。
- 細部
実在するのはシベリアではなくコラ半島の「コラ超深度掘削孔」(深度12km余り)で、地獄には到達していない。この話はカリフォルニアのメシアニック・ジューイッシュ系ニュースレターが出典とされ、1989年にフィンランドのキリスト教系ニュースレター『Vaeltajat』が転載し、現地紙やペンテコステ派系雑誌にも広がった後、アメリカのタブロイド紙を経て米国のキリスト教放送局TBNが事実確認せずに放送した。
この放送に呆れたノルウェー人教師がさらに誇張した後日談を投稿したところ、それもそのまま放送されてしまい、話が世界的に膨らんだ。「地獄の悲鳴」とされた音声も、1972年公開のホラー映画のサウンドトラックを流用したものだったと判明している。
- 広まり方
- 宗教系ニュースレター間での無検証の転載が連鎖し、テレビ放送を通じて世界的に拡散した。
- 地域
- ロシア(コラ半島、伝説上はシベリアと誤伝された)
- 年代
- 1989年〜1990年代
- 検証状況
- 事実でないと確認
裏付けがなく、事実ではないと確認・指摘されている。 - タグ