わすれがい
忘れ貝
国内
物品・機械
- どんな話か
- 琴弾浜で拾える崇徳天皇ゆかりの忘れ貝は、硯の水で洗うと恋の歌が貝殻の表面に浮き出るとされている。
- 細部
- 直島の琴弾浜という浜辺では、崇徳天皇にゆかりがあるとされる忘れ貝という貝殻を拾うことができる。ただの貝殻に見えるこの忘れ貝だが、硯にすった墨の水でそっと洗ってやると、殻の表面に文字が浮かび上がってくるのだという。浮かび上がるのは、松の砂浜に寄せる波風が静かなうちにこの貝を拾い集めては、遠い恋を懐かしく思い出すという趣旨を詠んだ一首の和歌であり、恋の思い出と忘却とを重ねた歌が、貝そのものに刻まれているかのように語られている。
- 広まり方
- 『旅と伝説』1929年掲載、島村知章「直島採訪記」に記されている。
- 地域
- 香川県直島町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ