しまだのかえるをしずめるわか
島田の蛙を鎮める和歌
国内
物品・機械
- どんな話か
- 東海道金谷駅で神道講釈中の蛙の声に困った吉川惟足が和歌を詠むとぴたりと鳴きやみ、翌夜も一首で静まったという話。
- 細部
- 東海道の金谷宿で神道の講釈を行っていた吉川惟足は、しきりに鳴きたてる蛙の声に閉口していた。そこでとっさに、蛙に向けて即興の一首を詠みかけたところ、あれほどうるさかった蛙の声がぴたりとやんだという。ところが翌日の夜、再び蛙が鳴き出したため、今度ももう一首、歌を詠んで聞かせた。すると、それきり蛙が鳴くことはなくなったと伝えられている。和歌の力によって鳴き声を鎮めたという、言霊にまつわる逸話である。
- 広まり方
- 1976年刊『日本随筆大成 第3期』所収、東随舎「古今雑談思出草紙」に記録がある。
- 地域
- 静岡県島田市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ