うしろむきべんてん
うしろ向き弁天
国内
物品・機械
- どんな話か
- 参拝者が背後から拝む形の弁天像で、向きを直すと洪水が起きるため西向きのままにされた。
- 細部
- 参る者が像の後ろ姿に向かって手を合わせることになる弁天が祀られていた。これはおかしいと考えた氏子たちが、正しく西を向くように据え直したところ、像はほどなく元の東向きに戻ってしまう。それでも直そうとすると、そのたびに大水が村を襲った。人の都合で向きを改めることが水の災いを呼ぶと悟った人々は、以後手を出さなくなり、今もこの弁天は西を向いたままだという。水の神である弁天と洪水を結びつけ、像の据わりが動かせない理由を災害の記憶で説明する構成になっている。
- 広まり方
- 1984年の『伊那』所収、原董「松尾の伝説」に伝わる。
- 地域
- 長野県飯田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ