うま,すとう,へいさらばさら,ゆめ
馬
国内
物品・機械
- どんな話か
- 文政4年の春、川越石原の義侠者・増田半蔵の夢に、諸侯の乗馬から農家の駄馬となり死して野ざらしとなった馬が現れ、体内の玉を与えるので埋めてほしいと頼んだという。
- 細部
- 川越の石原に、義侠心に厚い増田半蔵という人物がいた。文政4年の春、半蔵の夢の中に一頭の馬が現れた。その馬はもともと諸侯の乗馬であったが、後に落ちぶれて農家の駄馬となり、死んでからは野ざらしのまま放置されているのだという。馬は、自分の体内にある玉を与えるので亡骸を埋めて弔ってほしいと半蔵に頼んだ。目覚めた半蔵が探してみると、実際に馬の亡骸があり、玉も見つかった。この玉は鮓答、またはへいさらばさらと呼ばれるもので、雨乞いに用いられるという。
- 広まり方
- 1973年刊行の『日本随筆大成第二期』所収、滝沢馬琴による随筆「兎園小説」に記されている。
- 地域
- 埼玉県川越市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ