うま,てんせい
馬
国内
物品・機械
- どんな話か
- 鎌倉時代、上尾市平方の長者・吾妻左衛門のもとに泊まった旅の法師が盗みを働こうとしたところ、長者の叔父の生まれ変わりという馬に諭され、その馬は翌日息絶えたという。
- 細部
- 上尾市平方に伝わる話。土御門院の頃、この地に吾妻左衛門藤原是好という長者がいた。ある時、諸国を行脚する法師がその家に泊まったが、法師は悪心を起こして夜具を盗もうとした。逃げようとしたところを飼い馬に噛みつかれ、その馬は人の言葉で、自分はこの家の主の叔父にあたる者だ、盗みを働けば馬に生まれ変わって苦しむことになるからやめておくがよい、と告げると、翌日息絶えてしまった。法師がこの出来事を左衛門に話すと、左衛門は驚き、叔父のために葬式を出したうえ、墓のそばに草庵を建てて法師をその庵主とした。
- 広まり方
- 1931年刊行の『旅と伝説』に山田弘通が寄稿した「草を喰う魚その他」に記録されている。
- 地域
- 埼玉県上尾市
- 年代
- 鎌倉時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ