つりがねでたてたこうしゃ
釣鐘で建てた校舎
国内
物品・機械
- どんな話か
- 寺の宝塔や釣鐘を売った金で建てた校舎は風が吹くたび揺れ、老人たちに笑い話にされたという。
- 細部
- 明治のはじめごろ、学校の校舎を新しく建てる際、黄金堂にあった宝篋印塔と釣鐘を百両で鍋屋に売り渡し、その代金で杉の木を払い下げてもらい、さらにそれを転売して得た資金で建築が進められたという。ところが校舎が建ってからは、東風が強く吹くたびに校舎全体が揺れたり、卒業式の最中に屋根が風にあおられて飛ばされたりする出来事が起きた。土地の老人たちは、鐘を売った金で建てた学校だからふらふらするのだと言って笑っていたと伝えられている。
- 広まり方
- 1943年の『旅と伝説』に掲載された戸川安章の「羽黒山夜話(五)」による。
- 地域
- 山形県鶴岡市
- 年代
- 明治時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ