つりがね
つり鐘
国内
物品・機械
- どんな話か
- 嵐で海へ投じられた鐘を、沖の主である鮫が尾で打って鳴らしていたと伝わる。
- 細部
- 鐘を積んだ船が沖合で荒天に遭い、船を守るためにやむなく積み荷の鐘を海へ落とした。その場所は主の鮫が棲むと言われる海域だった。翌日、同じあたりまで船を進めると、海の底から重い響きが伝わってくる。見れば主の鮫が尾を使って沈んだ鐘を叩き、ぼうん、ぼうんと鳴らしていたという。失われた仏具が海の主のものになるという筋立てで、沖の鐘の音を説く由来譚として語られてきた。
- 広まり方
- 1980年の『常民文化研究』に載る林富美子「相模の民話⑥」に記録がある。
- 地域
- 神奈川県真鶴町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ