えんまんじのつりがね
圓満寺の釣鐘
国内
物品・機械
- どんな話か
- 江刺の軍勢に奪われた圓満寺観音堂の釣鐘が、鳴らそうとしても音を出さず、夜な夜な寺を恋しがって唸ったという話。
- 細部
- 圓満寺観音堂の釣鐘は、あるとき江刺の軍兵によって奪い取られてしまった。持ち帰った軍勢が鳴らそうとしても、その鐘はいっこうに音を出さない。大勢がかりで割れんばかりに力いっぱい撞くと、ようやく「圓満寺恋し」と響き渡ったという。それからというもの、毎晩ひとりでに唸っては元の寺を恋しがるようになったため、これは仏神が籠っている証にほかならないだろうと判断され、鐘は本来あった圓満寺へと返還されることになった。
- 広まり方
- 1929年の『旅と伝説』掲載、中道等「奥羽巡杖記」に記録がある。
- 地域
- 岩手県花巻市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ