つえ
杖
国内
物品・機械
- どんな話か
- 弘法大師が姥の親切に感謝して錫杖で地を穿ち湧かせた清水と、法然上人が48夜留まった際に桜の枝を逆さに刺すとそのまま木になったという逆さ桜、二つの杖にまつわる話。
- 細部
- 宝飯郡大木村にある鑓水山西漸寺には、弘法大師にまつわる言い伝えが残っている。親切にしてくれた一人の姥に感謝した弘法大師が、手にしていた錫杖で地面を穿ったところ、そこから清水が湧き出したのだという。また同じ宝飯郡の西漸寺には、法然上人にまつわる話も伝わっている。諸国を行脚していた法然上人がこの寺に48夜にわたって留まった際、手にしていた桜の枝を杖の代わりに地面へ逆さに突き刺したところ、その枝がそのまま根づいて桜の木となった。この木は今も逆さ桜と呼ばれている。
- 広まり方
- 1925年の雑誌『民族』に掲載された柳田国男「杖の成長した話」に記録されている。
- 地域
- 愛知県豊川市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ