つえ
杖
国内
物品・機械
- どんな話か
- 文和のころ、大覚僧正が伊丹近くの妙宣寺に突き立てた紫竹の杖が根づいて育ったという逆さ竹の伝説。
- 細部
- 南北朝時代の文和年間のこととして、大覚僧正という高僧が紫竹の杖を携えて伊丹近くの大鹿を訪れ、その杖を地面に突き立てたという話が残る。すると杖はそのまま芽吹いて根をおろし、やがて一群の竹林に育ったといい、妙宣寺の境内には今も先端を下にして芽吹いたとされる逆さ竹が伝わっている。植物が人の手を離れて生命を得る奇瑞譚として、地域では僧の法力の証と受け止められてきた。
- 広まり方
- 雑誌『民族』1925年掲載、柳田国男「杖の成長した話」に紹介されている事例である。
- 地域
- 兵庫県伊丹市
- 年代
- 南北朝時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ