つえざくら
杖桜
国内
物品・機械
- どんな話か
- 盲目の座頭が人丸社で祈願して視力を得たのち不要な杖を庭に挿すと、翌春芽吹いて桜の木に育ったという。
- 細部
- 目の不自由な座頭が明石の人丸社を訪れて熱心に祈りを捧げたところ、その願いが聞き届けられて視力を取り戻すことができた。もはや歩行の助けとして使う必要がなくなった杖を、座頭は社の庭先にそのまま突き挿して立ち去ったという。すると翌年の春になって、その杖から思いがけず新芽が伸び始め、やがて花を咲かせるまでに育ち、ついには一本の桜の木になったと語り伝えられている。
- 広まり方
- 1925年の『民族』に掲載された、柳田国男「杖の成長した話」に記録がある。
- 地域
- 兵庫県明石市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ