とらのまき
虎之巻
国内
物品・機械
- どんな話か
- 見てはならぬ巻物を託された馬方が、災難続きの村を救うため岩神明神に納めた虎之巻の由来。
- 細部
- 郡山市湖南町に伝わる話では、ある馬方が家路をたどる途中、病に倒れた老行者に出会い、連れ帰って手厚く看護したという。老行者は息を引き取る間際、「秘蔵して決して見てはならない」と言い添えて一巻の巻物を馬方に託した。ところがその後、村では災難が相次いで起こるようになったため、馬方はこの巻物を鎮守である岩神明神に納めることにした。以来、この神宝は「虎の巻」と呼ばれているが、これを実際に見た者は誰もいないと伝えられている。決して開けてはならない禁忌の宝物として、今も社に秘められたままの由来譚である。
- 広まり方
- 1966年の『民間伝承』所収、橋本武「御札神社の『虎之巻』」に記録がある。
- 地域
- 福島県郡山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ