とびうめ
飛梅
国内
物品・機械
- どんな話か
- 京を追われた菅原道真を慕って都から飛んできたと伝わる太宰府の神木で、折り取ろうとした参詣者に歌でお告げがあったという。
- 細部
- 左遷された道真の身を案じたのか、都に置いてきた梅の木がひとりで主人のもとへ飛んでいき、配流先となった庭に降りて根を張ったのがこの神木だと伝えられている。ある年、参詣に訪れた者がその枝を少しだけ折り、自宅にある梅へ接いで育てようと持ち去ったところ、その晩に天満宮から歌の形をとったお告げが下った。歌の意味は、無情に枝を折った者を咎めながらも、屋敷の主人を忘れずにいる梅の枝であるというもので、以来枝を無断で折ることを戒める話として語り継がれている。
- 広まり方
- 1928年の『旅と伝説』に載った安西生「風流な梅見の旅」と、1983年の『続日本随筆大成別巻』に収められた玉田永教の『年中故事』に、それぞれ記録がある。
- 地域
- 福岡県太宰府市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ