とびさるほんぞん
飛び去る本尊
国内
物品・機械
- どんな話か
- 兵火で焼け落ちた厳峯寺で、七堂の本尊だけが自ら岩窟へ飛び去って難を逃れたという寺の由緒。
- 細部
- 厳峯寺は天正年間に戦火に見舞われ、堂宇はことごとく焼け落ちて灰になってしまったという。しかしその中で、七つの堂に安置されていた本尊だけは自らの意志で岩窟まで飛び去り、焼失を免れて難を逃れたと伝えられている。建物という器が焼け落ちても信仰の対象そのものは無事に保たれたとする、寺の再興にまつわる由緒譚として語り継がれてきた。
- 広まり方
- 1967年刊『福島県史 24 民俗2』所収、年代不詳の「奥州岩瀬郡風土記」(第三編・風土記・風俗帳)に記録がある。
- 地域
- 福島県須賀川市
- 年代
- 安土桃山時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ