とびふどう
飛び不動
国内
物品・機械
- どんな話か
- 堂の火災時に自ら岩窟へ飛び逃れたとされる不動尊で、享保の大地震では巨石の下敷きを免れたという。
- 細部
- この不動尊は、弘法大師が一刀三礼して彫り上げたものと伝えられている。かつて堂が火事で焼け落ちたとき、この不動は自ら後ろの山にある岩窟へと飛んで難を逃れたといい、これにちなんで飛び不動と呼ばれるようになった。そのときの火焔の痕が今も岩壁に残っているとされ、以来、この本尊を象るときには光背に火焔をつけないしきたりになっている。享保十六年九月七日に起きた大地震の際には、後ろの山から巨石が崩れ落ちて堂をつぶしてしまったが、不動を安置した一間だけは、根返りした大木がちょうど覆いかぶさる形になって倒壊を免れ、村人たちはこれを不動の奇跡だと驚いたと伝えられている。
- 広まり方
- 1956年刊『宮城縣史 民俗3』の伝説:祠堂の部に記録がある。
- 地域
- 宮城県白石市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ