さんにんとらをなす
三人虎を成す
Three men make a tiger
国外
流言・風説
- どんな話か
- 「街に虎が出た」という嘘でも三人が同じことを言えば人は信じてしまう、という戦国時代の故事に由来する成語。
- 細部
- 「街に虎が出た」という嘘でも、三人が同じ証言を繰り返せば人は信じてしまう、という故事成語である。出典は戦国時代の『戦国策』で、魏の大臣・龐葱が、趙の邯鄲へ人質となる王子に付き添う前、王に「一人が市場に虎がいると言えば信じるか」と尋ねた。王は一人なら信じず、二人では迷い、三人なら信じると答えた。龐葱は、市場に生きた虎がいるはずはないのに、証言が重なれば現実に感じられると説き、不在中の讒言を信じないよう求めた。しかし帰国後、実際に中傷が広まり、王は彼と会わなくなった。現代では、虚偽でも多数が反復すれば信じられる現象を指す。
- 広まり方
- 『戦国策』に記録された故事として中国の古典文学とともに伝わり、根拠のない噂でも繰り返されれば信じられてしまうという教訓として東アジア圏で広く引用される。
- 地域
- 中国
- 年代
- 紀元前5〜3世紀(戦国時代)
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ