しぼらのななとしでんせつ
シボラの七都市伝説
The Seven Cities of Cíbola
国外
流言・風説
- どんな話か
- 北方に黄金で満ちた七つの都市があるという中世由来の噂がメキシコ征服後の探検熱と結びつき、大規模な遠征を引き起こしたが、実際には存在しなかったとされる伝説。
- 細部
- イベリア半島がイスラム勢力に征服された際、七人の司教が海の彼方に逃れてそれぞれ都市を築いたという中世スペイン・ポルトガルの伝承が起源とされる。1528年のパンフィロ・デ・ナルバエス遠征の生存者(アルバル・ヌニェス・カベサ・デ・バカら)がメキシコに戻り、北方に富める都市があるという噂を伝えたことで、この中世伝説と結びついた。マルコス・デ・ニサ修道士の偵察が黄金の都市を見たと報告したため、副王アントニオ・デ・メンドーサはこれを信じ、1540年からフランシスコ・バスケス・デ・コロナドに大遠征を行わせた。しかし現地(現在のニューメキシコ、ハウィクー)で見つかったのは質素な日干しレンガの集落に過ぎず、黄金都市の噂は完全な誤りだったことが判明した。
- 広まり方
- 誇張された報告と願望的な思い込みがスペイン植民地当局を動かし、公式の大規模遠征にまで発展した点で、噂が現実の歴史を動かした事例として記録されている。
- 地域
- ソノラ州からアメリカ南西部にかけて
- 年代
- スペイン植民地時代
- 検証状況
- 事実でないと確認
裏付けがなく、事実ではないと確認・指摘されている。 - タグ