てんぐさまのき
天狗様の木
国内
物品・機械
- どんな話か
- 秩父市には天狗様の木と呼ばれる特定の木があり、伐採は禁忌とされていた。ある時この木を伐ったところ、切り口から血のようなものが流れ出したと伝えられている。
- 細部
- 秩父市内には天狗様の木と呼ばれる木が伝えられている。名前の通り天狗に縁のある木とされ、みだりに伐ってはならない木と考えられていたとみられる。伝承によれば、実際にこの木を伐採したところ、切り口から血のようなものが流れ出したという。草木を伐っただけで血が流れ出るというのは尋常なことではなく、天狗様の木という呼び名が単なる名称ではなく、伐ることを戒める力を持つ特別な木として意識されていたことをうかがわせる話である。
- 広まり方
- 国学院大学民俗文学研究会が1995年発行の『伝承文芸』誌に「世間話」として発表した調査記録に、秩父市内で採集された話として紹介されている。
- 地域
- 埼玉県秩父市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ