てんぐのつめ
天狗の爪
国内
物品・機械
- どんな話か
- 正徳6年、四条の道場で丹波国分寺の薬師如来とあわせて天狗の爪と称する遺物が開帳され、参詣者に披露されたという。
- 細部
- 1716年(正徳6年)4月25日から、四条にあった道場で秘仏の御開帳が行われた際、丹波国分寺に伝わる薬師如来像とあわせて、天狗の爪と称する品も一般に公開されたという。開帳とは、普段は厨子の奥に納められている秘仏や寺宝を期間を限って人々の前に披露する行事で、当時の京都では評判の品を一目見ようと多くの参詣者が集まったと考えられる。天狗の爪がどのような形状であったか、実際に何の遺物であったかは記録に残されていないが、薬師如来という格式ある本尊と並んで扱われたことから、寺にとって相応の由緒ある宝物と見なされていたことがうかがえる。
- 広まり方
- 続日本随筆大成別巻1982年収録、本島知辰「月堂見聞集(中)」に記されている。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ