てんぐのとっくり
天狗の徳利
国内
物品・機械
- どんな話か
- 木津川の護岸工事の際に土中から出てきた楕円形の壷状のもので、村では天狗の徳利と呼んで珍重している。
- 細部
- 木津川の護岸を復旧する工事が行われた際、土の中から長径およそ15センチ、短径およそ10センチの楕円形をした壷のようなものが掘り出された。この品を見せてもらった記録者によれば、村人たちはこれを天狗の徳利という名で呼んでいるという。記録者自身は、近江地方で産出する高師小僧と同じように、土中に含まれる鉄分などが長い年月をかけて自然に固まったものではないかと推測している。土から出た奇妙な形の物体に、天狗という異界の存在の名を冠して伝えている点が興味深い。
- 広まり方
- 1995年の『民俗文化』所収、山本仁一「淡海野路山製鉄炉と鉄鉱石(前)」に記録がある。
- 地域
- 京都府南山城村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ