てんぐのすといわれるき
天狗の巣といわれる木
国内
物品・機械
- どんな話か
- 福井市蒲生町・居倉町で、天狗の巣とされる木を切る前に酒とマサカリを供え、なくなれば伐採の許しと見なす作法。
- 細部
- 福井市の蒲生町と居倉町には、天狗の巣であると語られる特別な木が立っていた。木こりがこの木を伐採しようとする際には、まず酒を一升ほど携えていき、木の前に供え物として置く。さらに根元の部分にマサカリの刃をわずかに打ち込んでおき、そのまま一晩を過ごす。翌朝になって供えた酒が空になっており、打ち込んだマサカリも見当たらなくなっていれば、それは天狗が伐採を許したしるしだと受け取り、安心して木を切ることができたのだという。
- 広まり方
- 1984年の『福井県史 資料編15 民俗』所収、小林一男による山の俗信の記述に基づく。
- 地域
- 福井県福井市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ