すずりいし
硯石
国内
物品・機械
- どんな話か
- 弘法大師ゆかりとも伝わる硯石の窪みに溜まる水は増減せず、掻き出すと大時化になるという。
- 細部
- 中島町には弘法大師あるいは大伴家持卿にゆかりがあるとされる硯石という石が伝わっている。石の中央に窪みがあり、そこに溜まった水は日照りが続いても雨が多く降っても量が変わらない不思議な性質を持つという。この水を汲み出したり掻き出したりする行為は固く戒められており、もし行えばたちまち海が荒れて大時化になると恐れられてきた。石そのものが天候を左右する力を秘めていると考えられていたことがうかがえる。
- 広まり方
- 1982年の『西郊民俗』に掲載された、野沢謙治「硯石伝説のコスモロジー」に記録がある。
- 地域
- 石川県七尾市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ