すりこぎ
スリコ木
国内
物品・機械
- どんな話か
- すりこ木が夜な夜な化けて出て歌うように唱えごとをし、侍に見とがめられると引っ込んだという。
- 細部
- あるとき、すりこ木がひとりでに姿を現し、転げ回るような調子で「臼のそばへ参りましょう、また明日の晩にも参りましょう」といった文句を唱えながら近寄ってきたという。たまたま居合わせた侍にその正体を見とがめられると、すりこ木はそのまますっと引っ込んで姿を消してしまった。台所の道具が夜だけ意思を持ったように動き出し、節をつけて唱えごとをする、素朴な化け物話の一つである。
- 広まり方
- 1963年刊『西郊民俗』所収、井之口章次「筆甫の話(二)―宮城県伊具郡―」に記録がある。
- 地域
- 宮城県丸森町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ