すみえのにわとり
墨絵の鶏
国内
物品・機械
- どんな話か
- 豪商淀屋辰五郎の宝物にあった唐渡りの掛け軸で、墨絵の鶏が朝は生き生きと夕は眠るように見えたという。
- 細部
- 大坂の豪商であった淀屋辰五郎が蔵していた宝物のひとつに、唐の徽宗皇帝の筆によるとされる掛け軸があった。そこに描かれた墨絵の鶏は、朝のうちに眺めると今にも動き出しそうなほど生気に満ちて見え、夕暮れになるとまるでうたた寝をしているかのようにおとなしい姿に見えたと伝えられる。絵筆の妙技が時刻によって異なる印象を見る者に与えたという逸話である。
- 広まり方
- 1979年の『続日本随筆大成』所収、中根香亭「塵塚」に記録がある。
- 地域
- 大阪府大阪市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ