すぎ
杉
国内
物品・機械
- どんな話か
- 田村将軍の塚に生えた杉は田の邪魔になり切ろうとしても目がくらんでできなかったが、やがて自然に燃え上がり農作の妨げでなくなったという。
- 細部
- 坂上田村麻呂、通称田村将軍の塚には一本の杉の木が生い茂っていた。この杉が田んぼの上に張り出すようにそびえていて耕作の妨げになっていたため、村人が切り倒そうと試みたことがあったが、なぜか斧を手にした途端に目の前が暗くなってしまい、どうしても切ることができなかったという。ところがしばらく経つと、誰が火をつけたわけでもないのにこの杉はひとりでに燃え始め、そのまま焼け落ちてしまった。木がなくなったことで田の耕作には支障がなくなり、以来この一件は杉そのものに宿る不思議な力を示す話として語り継がれている。
- 広まり方
- 日本随筆大成第一期1976年収録、伴蒿蹊「閑田耕筆」に記されている。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 平安時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ