すわじんじゃのかししょっき
諏訪神社の貸し食器
国内
物品・機械
- どんな話か
- 諏訪神社では前日に頼むと祭日に洞穴前へ食器が用意されたが、割った器を詫びずに返した家のせいで借りられなくなったという。
- 細部
- 香川県さぬき市に伝わる話である。諏訪神社の祭日には多くの参拝客が訪れるため、地元の家々は必要な食器の数をそろえるのに苦労していた。そこで祭日の前日に神社へ参り、食器を貸してほしいと願い出ると、当日には神社の洞穴の前に、頼んだとおりの食器がきちんと並べて出されていたという。借りた食器はその晩のうちに洞穴へ返しに行くのが決まりであったが、ある時、一軒の家が食器を割ってしまったにもかかわらず、詫びのひとつも入れずにそのまま返してしまった。それ以来、この神社から食器を借りることは二度とできなくなったと伝えられている。
- 広まり方
- 1943年の『ひだびと』所収、三木春露「讃岐郷土異聞(一)」に記録がある。
- 地域
- 香川県さぬき市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ