したつきいし
舌付石
国内
物品・機械
- どんな話か
- 掛川近くのサイゴウ村蛇ばみで採れる石は膿をよく吸い出すとされ、舌付石と呼ばれた。
- 細部
- 遠州掛川の近く、サイゴウ村の蛇ばみと呼ばれる場所で採れる石には、傷口の膿をよく吸い出す効能があるとされていた。人々はこの石を舌付石と名付け、腫れ物や傷の手当てに用いたのだという。地中から掘り出される石そのものに治療の力を見出す発想は、当時の民間療法のあり方をよく伝えている。薬とも呪具ともつかない扱われ方をしていた点に、石そのものへの素朴な信頼がうかがえる。
- 広まり方
- 1974年刊『日本随筆大成第二期』所収、橘春暉「北窻瑣談」に記録がある。
- 地域
- 静岡県掛川市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ