なきじし
泣き獅子
国内
物品・機械
- どんな話か
- 洪水で対になる獅子頭の一頭が淵に流され沈んだため、残された獅子頭が悲しんで泣いたと伝わる泣き獅子の由来である。
- 細部
- 香川県さぬき市大川町に伝わる話である。かつて富田八幡のお旅所は川の向こう岸にあった。ある年、幾日も雨が降り続いて大きな洪水となり、二頭でひと組になっていた獅子頭のうち一頭が、水に流されて淵の底に沈んでしまったという。相棒を失った残る一頭の獅子頭は、それを深く悲しんで泣いたと伝えられ、以来この獅子頭は泣き獅子と呼ばれるようになったという。祭礼の道具にまつわる、対を失った悲しみの物語である。
- 広まり方
- 1982年の『香川の民俗』所収、武田明「大川町富田八幡の祭礼」に記録がある。
- 地域
- 香川県さぬき市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ