きたかたのたきへとぶししがしら
喜多方の滝へ飛ぶ獅子頭
国内
物品・機械
- どんな話か
- 水音を聞くと箱を飛び出す獅子頭を太鼓や笛で隠していたが、酔って忘れた日に滝へ飛び込んだという由来。
- 細部
- 祭りで用いられる獅子頭には、水の流れる音を聞きつけると、自分から箱を飛び出してしまうという性質があった。そのため普段この獅子頭を運ぶ際には、太鼓や笛をにぎやかに鳴らし、水音をかき消しながら水辺のそばを通り抜けるようにしていたという。ところがあるとき、運び手が酒に酔っていたためにこの用心を怠り、そのまま滝のそばを通りかかってしまう。水音を聞きつけた獅子頭は箱から飛び出し、そのまま滝つぼへと飛び込んでいったという。この出来事にちなみ、その滝は神楽滝と呼ばれるようになったと伝えられている。
- 広まり方
- 1977年の『民俗採訪』所収、國學院大學民俗学研究会による福島県耶麻郡高郷村の調査記録に見える。
- 地域
- 福島県喜多方市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ