しおのみちひきだま
潮の満ち干き玉
国内
物品・機械
- どんな話か
- 海の潮位に応じて表面が濡れたり乾いたりしたと語られる、南宇和に伝わる宝玉の話。
- 細部
- かつてこの地には一個の玉が宝として伝えられていたという。手元に置いたまま海を見ずとも、玉が湿り気を帯びていれば潮は満ちており、表面が乾いていれば潮は引いている、という具合に、玉そのものが海の呼吸を映す道具として働いたと語られる。漁と舟の出入りに潮の見極めが欠かせない土地柄を思えば、海況を知らせる霊物という発想は生活の必要から生まれた形といえる。玉の入手の経緯や現在の所在については伝えが残っていない。
- 広まり方
- 1991年の『常民』に載る中央大学民俗研究会の愛媛県南宇和郡城辺町調査報告書に採録されている。
- 地域
- 愛媛県愛南町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ