しんろくのたま
神鹿の珠
国内
物品・機械
- どんな話か
- 一生に一度出会えるかという神鹿の角に育つ珠で、矢を防ぎ病を癒すと重んじられた。
- 細部
- 鹿の中には神鹿と呼ばれる特別なものがいるとされた。猟師が生涯のうちに一度見られるかどうかという稀な存在で、出会うこと自体がめでたい兆しとされる。この鹿は角に珠を宿しており、その珠は年を経るごとに大きくなっていくという。手に入れた者にとって珠は単なる珍しい品ではなく、矢を寄せつけない守りとなり、また病人を癒す力を持つものと信じられ、たいそう大切に扱われた。山で生きる者の間で語られた、獲物と霊験が重なる話である。
- 広まり方
- 1943年の『伊那』に載る下條山人の報告、山の民族と題した連載の第二回に記されている。
- 地域
- 長野県泰阜村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ