しんけん
神験
国内
物品・機械
- どんな話か
- 祈祷を断った旅の者が代わりに授けた社の供物によって、病の子が癒えたという。
- 細部
- 諸国を巡り歩いていた者が、伊豆の岩浦にある家へ宿を借りたところ、そこで働く者の子が病に伏していた。巡礼の身なら験があろうと祈祷を頼まれたが、当人は自分はただの俗人だからそのようなことはできないと辞退する。それでも気の毒に思い、持っていた奥州の塩釜明神の供え物を分け与えたところ、子の病は治ってしまったという。祈る者の力ではなく、遠国の社の供物そのものに験があったとする話になっている。
- 広まり方
- 1974年刊『日本随筆大成第2期』所収、百井塘雨『笈埃随筆』に記録がある。
- 地域
- 神奈川県真鶴町
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ