しんぼく
神木
国内
物品・機械
- どんな話か
- 清武町黒北集落の墓地にあった榎の古木が夜な夜な唸り声を上げ、神酒を供えて鎮めた後は万病に効く神木として敬われた。
- 細部
- 清武町黒北の集落墓地には、樹齢を重ねた榎の大木が立っていた。ある時期からこの木は、夜の十時を過ぎるとウーウーという唸り声を発し、日付が変わる真夜中になるとぴたりと静まるという現象を繰り返すようになった。村人が鉄砲を撃ち込んで脅しても効果はなく、これは神の仕業に違いないと考えられるようになり、榎にお神酒を供えて線香を焚いて祈ったところ、ようやく唸りは収まった。以来この古木は、あらゆる病を治す力を持つ神木として村人から篤く崇められるようになったという。
- 広まり方
- 1999年刊行の『宮崎県史 別編 民俗』に、矢口裕康による清武町の聞き取り調査として記録されている。
- 地域
- 宮崎県宮崎市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ