しかのつの
鹿の角
国内
物品・機械
- どんな話か
- 山で拾った鹿の角を持ち帰ると妻が腹を病み、角を元へ返すと治まったという。
- 細部
- ある夫婦が山を歩いていて落ちている鹿の角を見つけ、持ち帰った。するとほどなく妻の腹の具合が悪くなった。角のせいではないかと考えて元の場所へ返したところ、痛みは収まったという。山にあるものを無断で持ち出せば障りがあるという考え方が、はっきりした因果の形で語られている。同じ愛南町には白王様の祠に鹿の角が納まる話もあり、この土地で鹿の角が神域や山の力と結びついた品として意識されていたことがうかがえる。
- 広まり方
- 1991年の『常民』所収、中央大学民俗研究会による愛媛県南宇和郡城辺町の調査報告書に記録がある。
- 地域
- 愛媛県愛南町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ