さえずりいし
囀石
国内
物品・機械
- どんな話か
- 親の仇を捜す武士が眠った巨石が仇の居場所を告げ、以後も時折人語を話したため村人が崇め祀ったという。
- 細部
- 伊参村にある二間三間ほどの三角形をした奇石にまつわる話である。鎌倉の頃、親の仇を捜し求めて中国地方からやって来た武士がこの大石の下で眠っていたところ、石の中から仇の居場所を告げる声が聞こえてきたという。それ以来この石は時折人の言葉のような声を発するようになり、恐れた村人たちはこれを囀石と呼んで大切に崇め祀るようになった。ところが数年が過ぎた頃、越後から来た人物がその声を恐れるあまり石の角を切り落としてしまい、以後この石は二度と喋らなくなってしまったという。
- 広まり方
- 1935年刊『旅と伝説』所収、土橋里木「奥上州の石に関する伝説」に記録がある。
- 地域
- 群馬県中之条町
- 年代
- 鎌倉時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ