さしいし
差し石
国内
物品・機械
- どんな話か
- 神秘力が宿るとされた村の差し石が忽然と消え、近くの溜池から毎夜牛の鳴くような声が聞こえたため水を汲み干すと、泥の中に沈んでいたという話。
- 細部
- 村の若者たちが腕力を試すために用いていた差し石には、単なる石ではなく神秘な力が宿っているものと考えられていた。ある日、いつも置かれているはずのその差し石の一つが忽然と姿を消してしまい、村人たちはあちこち探し回ったが見つけることができなかった。ところが、もとの置き場所からさほど遠くない溜池で、夜ごと牛が鳴くような不気味な声が水の中から聞こえてくるようになったという。不審に思った村人たちが池の水をすっかり汲み干してみたところ、泥の中に沈んでいるその差し石を見つけ出すことができたと伝えられている。
- 広まり方
- 1932年の『旅と伝説』所収、比嘉春潮「南島談話」に記録がある。
- 地域
- 沖縄県西原町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ