さいねんじのほんぞん
西念寺の本尊
国内
物品・機械
- どんな話か
- 夜ごと稲を盗む者の来訪を住職へ告げたと語られる寺の本尊で、以来ひときわ篤く信仰されたという。
- 細部
- 耕地に恵まれず暮らしの苦しかった時代、寺の持つ田では実った稲が夜のうちに持ち去られることがあった。そのとき堂内に安置された本尊が住職へ声をかけ、盗人の到来を知らせたと語り継がれている。仏像が黙して座すだけの存在ではなく、寺の暮らしを守る番人のようにふるまう点が印象的で、この一件を境に近隣の人々からいっそう厚い崇敬を受けるようになったという。
- 広まり方
- 1970年刊『余呉村の民俗―滋賀県伊香郡余呉村―』の第九章、東洋大学民俗研究会による口承文芸の報告に載る。
- 地域
- 滋賀県長浜市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ