さいほうじのおじぞうさん
西方寺のお地蔵さん
国内
物品・機械
- どんな話か
- 西方寺の地蔵は夜な夜な歩き出して困り事を起こしたため、動けないよう金網で覆われているという。
- 細部
- 富士吉田市向原にある西方寺には、金網で覆われたお地蔵さんが安置されている。この金網は単なる装飾や保護のためのものではなく、実際に困った事情があって取り付けられたのだという。今よりずっと以前、先代よりもさらに前の方丈さんが寺を預かっていた時代、この地蔵様が夜になると台座を離れて歩き回り、寺やその周辺で騒ぎを起こして人々を困らせていたと伝えられている。そこで地蔵様が動き出せないよう、体の周りを金網で囲んでしまうという対策が取られ、以来その金網が今日まで残っているのだという。石の像が意思を持つかのように振る舞ったとする話である。
- 広まり方
- 1983年の『向原の民俗(上)』(山梨県富士吉田市、都留文科大学民俗学研究会)口承文芸・世間話の項に記録されている。
- 地域
- 山梨県富士吉田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ