りゅうとう
竜灯
国内
物品・機械
- どんな話か
- 天橋立では毎月16日の夜半に沖から竜灯という灯が現れて文殊堂へ近づき、正月・5月・9月の16日には天灯と呼ぶ灯が空から下るという。
- 細部
- 丹後国与謝郡の天橋立では、毎月16日の夜半ごろになると、丑寅の方角の沖合から竜灯と呼ばれる灯が現れ、文殊堂のほうへとゆっくり近づいてくるといわれている。堂の前に立つ一本の松はこの灯にちなんで竜灯の松と呼ばれるようになった。これとは別に、正月と5月と9月のそれぞれ16日には、空から一つの灯りが下りてくるとされ、これは天灯と呼び分けられている。さらに伊勢の御灯と呼ばれる同種の灯の伝えもあるといい、月や季節によって異なる名で呼ばれる神秘の灯火が、この土地には幾つも伝わっていたことがわかる。
- 広まり方
- 1975年の『日本随筆大成第二期』所収、菊岡沾凉「諸国里人談」に記録がある。
- 地域
- 京都府宮津市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ