りゅう
竜
国内
物品・機械
- どんな話か
- 桃源寺に伝わる左甚五郎作の竜の彫刻が田畑を荒らしたため、口に釘を打ち縄で縛って封じたという話。
- 細部
- 魚津市の桃源寺には、名工・左甚五郎の手によるという竜の彫刻が伝わっている。ところがこの竜は夜になると彫り物から抜け出し、近隣の田畑に入り込んでは作物を踏み荒らしてしまうことが続いたという。困った寺や村の者たちは竜を捕らえて動けなくする手立てを講じ、大きく開いた口には釘を打ち込み、さらに縄でしっかりと縛りつけて封じ込めた。それ以降は田畑が荒らされることもなくなったと伝えられている。絵馬や彫刻に施された生き物が実際に動き出すという話型の一つである。
- 広まり方
- 2001年の『民具マンスリー』所収、大嶋善孝「絵や彫刻が悪戯をする話」に記録がある。
- 地域
- 富山県魚津市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ