りゅう
竜
国内
物品・機械
- どんな話か
- 夏の土用干しの最中、屋敷裏の畑に落ちていた赤い舌を見つけた直後、天候が急変して竜が空へ昇っていったという。
- 細部
- 夏場、虫干しのために品物を庭先に広げていたところ、にわかに夕立の気配が立ちこめたため、急いで取り込みにかかった。ふと目をやると、屋敷の裏手にある畑に赤い塊が落ちているのに気づく。毛氈の切れ端でも風に飛ばされたのかと近寄って拾い上げてみると、それは獣とも人ともつかぬ赤い舌であった。正体を測りかねて立ちすくんでいるうちに、空模様は見る間に荒れ、雨風が激しく吹き荒れたかと思うと、一匹の竜がその渦の中から天へ駆け上っていったという。
- 広まり方
- 1976年刊行の『日本随筆大成第一期』に収められた和田烏江「異説まちまち」に記されている。
- 地域
- 兵庫県姫路市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ