らいこうぼく
雷公墨
国内
物品・機械
- どんな話か
- 安治川に雷が多く落ちたとき、泥の上に石に似た拳ほどの物が落ちており、これを雷公墨と呼んだという。
- 細部
- ある年、安治川のあたりに雷が幾度も落ちるということがあった。その後、あたりの泥の上を調べてみると、石に似てはいるが石ではない、握りこぶしほどの大きさの物がいくつも落ちているのが見つかったという。人々はこれを、雷が落ちた際に生じるものとして雷公墨と呼び、珍しい品として書き留めている。落雷のあとに残された得体の知れない物体は、当時の人々の好奇心をかき立てる珍品として扱われていたことがうかがえる。
- 広まり方
- 1974年の『日本随筆大成第二期』所収、石上宣続「卯花園漫録」に記録がある。
- 地域
- 大阪府大阪市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ