いちかわみさとちょうのはなをのばすほうせん
市川三郷町の鼻を伸ばす宝扇
国内
物品・機械
- どんな話か
- 悪太郎が仙人から授かった鼻を伸縮させる宝扇が、後に外敵の鼻を伸ばして撃退する武具となった話。
- 細部
昔、悪太郎というひどく腕白な子供がいた。悪戯をやめると約束したことへの褒美として、仙人から人の鼻を自在に伸び縮みさせられる不思議な扇を授かったという。この扇を使って天狗と荒神の争いを助けたところ、今度は自在に空を飛べるという別の宝の扇も手に入れることになった。はじめに授かった、鼻を伸び縮みさせられる扇のほうは、その後の巡り合わせでひとりの侍の所有するところとなる。
折しも海の向こうから日本を攻め取ろうとする勢力が攻め寄せてきた際、その侍はこの扇を取り出し、敵の鼻をぐんと引き伸ばしたところへ斬りつけて追い払ったのだという。この功績によって扇は軍神として祭られるようになり、日本一の神様と称されるまでになったと伝えられている。
- 広まり方
- 1934年の旅と伝説『宝の扇』(関敬吾)に記録がある。
- 地域
- 山梨県市川三郷町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ