おてろうさまのいし
御寺尾様の石
国内
物品・機械
- どんな話か
- 伊賀良社にある石のそばで山伏が息絶えて以来、この石に向かって声を出すと返響が起こると語られる。
- 細部
- 御寺尾様とも呼ばれる伊賀良社には一つの石があり、その足元で山伏が命を落としたと伝えられる。その出来事があってからというもの、石の正面に立って言葉を発すると、必ず反響が返ってくるようになったという。山中で行き倒れた修験者の名残が音として残ったという理解の仕方で、声を試す行為そのものが土地の記憶を確かめる作法になっている。石に霊が留まるという発想と、山伏という漂泊の宗教者への畏れが重なった伝えである。
- 広まり方
- 1981年の『常民』に載る中央大学民俗研究会の長野県下伊那郡阿智村伍和地区調査報告書に記録がある。
- 地域
- 長野県阿智村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ