おおふなとのにくをゆるしたおしらさま
大船渡の肉を許したオシラサマ
国内
物品・機械
- どんな話か
- 肉を食べたいから他所へ移されても「食べてもよいから戻して」と告げ、家に戻ったオシラサマ。
- 細部
- ある家で祀っているオシラサマは一対で、片方は文字だけが記され、もう一方には目鼻口と髪が墨で描かれている。旧正月十六日には新しい布をかぶせる習わしがある。あるとき、家の者が肉を食べたいという理由でオシラサマを他所の家に移してしまったが、するとオシラサマ自らが「肉を食べてもよいから、もとの場所に置いてくれ」と告げたため、結局もとの家に戻されたという。神でありながら家の暮らしに寄り添う、どこか人間味のある逸話である。
- 広まり方
- 1965年の『民俗採訪』所収、國學院大學民俗学研究会「岩手県気仙沼郡三陸村越喜来」に記録がある。
- 地域
- 岩手県大船渡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ