かるまいのかじからにげるおしらさま
軽米の火事から逃げるオシラサマ
国内
物品・機械
- どんな話か
- 蚕や眼の神とされ、家事の際には自ら逃げ出し、粗末に扱うと目を患わせるなど祟りをなすオシラサマの伝承。
- 細部
- オシラサマは蚕の神様とも眼の神様ともいわれ、家が火事になると自分から飛び出してチュッチュッと鳴くとされる。実際にある集落で大火があった際には、オシラサマが自力で梨の木まで飛んで逃げたという。一方で目の神でありながら、粗末に扱った家には容赦なく物を咎める性格も持ち、オセンダクを着せ忘れたために主婦が交通事故に遭ったとか、家族全員が眼を患ったとか、話者の祖母が目を病んで見えなくなったといった祟りの話が複数伝わっている。センダクを着せてもらえず寒がって家人を咎めた例もある。ある乱暴者が「上へ流れてみろ」と言って川に流したところ、本当に川上へさかのぼっていったという逸話も残る。
- 広まり方
- 1983年の『晴山の民俗―岩手県九戸郡軽米町旧晴山村―』「七 信仰」および「九 口承文芸」(東洋大学民俗研究会)に記録がある。
- 地域
- 岩手県軽米町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ