おおたけ
大竹
国内
物品・機械
- どんな話か
- 元禄の頃、駿府の寺の庭に一夜で塚ができ、そこから育った竹を寺僧が切って人々に分け与えたという。
- 細部
- 元禄の時代、駿河国府中にあった寺の庭に、一夜のうちに小さな山のような盛り土ができているのが見つかった。周囲の者たちは不思議に思いながら様子をうかがっていたところ、一両日のうちにそこから筍が顔を出した。そのあたりには元来竹林などなかったにもかかわらず、筍はぐんぐん育って竹となり、ついには目分量で三尺ほどの太さにまで達したという。評判を聞きつけた見物人も多く訪れるようになったため、寺の僧はこの竹を切り倒すことにした。切られた竹は人々に配られ、それぞれが思い思いの器を作ったと伝えられている。
- 広まり方
- 『日本随筆大成』第二期(1975年)所収、菊岡沾凉「諸国里人談」に記録がある。
- 地域
- 静岡県静岡市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ